プラスチック容器の加飾方法

プラスチック容器の加飾には、コンセプトに合うデザインに近づけたり、独自のデザインで製品を差別化したりといったメリットがあります。加飾方法は様々な種類があり、色や質感の組み合わせで無限の表現が可能となります。
ここでは、プラスチック容器の様々な加飾方法をご紹介します。

加飾とは?

広義の意味では、文字通り飾りを加えて付加価値を与えることを「加飾」といいます。最近ではプラスチック製品の表面を装飾する際に、加飾という言葉が使われるようになりました。
塗装はもちろん、プラスチックの成形時に色を練り込んで着色したり、表面にインクで印刷したりする方法も加飾に含まれます。工程が増える分コストもかかりますが、様々な価値を製品に付与できます。

プラスチック容器における加飾のメリット
・デザインの幅が広がり容器も美しくなる
プラスチック容器に加飾をする一番のメリットは、デザインの幅が広がることでしょう。コンセプトやターゲットに沿った加飾をする、独自のデザインで差別化するといったように工夫すれば、より多くのユーザーに商品を届けられます。
また、成型時に生じてしまったキズや仕上がりのムラなどを隠し、美しくできるというメリットもあります。

・プラスチックの長所をそのまま生かせる
軽い、錆びない、腐敗しないなど、プラスチックにはいろいろな長所があります。このように優れた部分を損なわずそのままにできるのが、加飾のメリットです。
プラスチックの機能的な部分を生かしながら、デザイン性を高めるということが可能です。

着色

着色は、プラスチック容器の成形時に色を練り込み着色するというシンプルな加飾方法です。
赤や青といった色はもちろん、透明度、パール感など多種多様にカスタマイズできるため、コンセプトに合わせて選ぶことが可能です。

塗装

塗装は、プラスチック生地の表面に塗料を塗布させて色付けする加飾方法です。
透明(クリアカラー)・半透明・不透明・パール入り・マット調・グラデーション等々、様々な色や質感が表現できます。
中でもパールカラーは、着色よりきれいに仕上がります。

蒸着

蒸着は、真空窯で蒸発させた金属や酸化物などを生地の表面に付着させるという加飾方法です。ホットスタンプの使えない曲面や凹凸のある形状にもきれいに付着できるというメリットがあり、高級感やメタリック感を演出することが可能です。
また、アルミ層の上に塗装すれば様々なメタリックカラーも表現できます。

シルク印刷

スクリーン版を使う最も一般的な印刷方法が、シルク印刷です。スクリーンと呼ばれる版にインクを乗せ、反対側に押し出して加飾します。
版代も比較的安価で、大量生産に向いています。さらに、インクの上からインクを重ねても影響がないため、厚盛りによって立体的かつインパクトのある印刷効果を得ることが可能です。

パッド印刷

パッド印刷は、ゴムパッドを使う印刷方法です。弾力のあるゴムパッドにインクを転写した後、プラスチック製品に押しつけることで加飾します。オフセット印刷の一種で、朱肉をつけてから紙に押すハンコのようなものだと思っていただくとわかりやすいでしょう。
版代(刻印代)はシルク印刷より高価ですが、シルク印刷では対応できない3次曲面や凸凹のある製品にも印刷することが可能です。ただし、インクの膜厚が薄いので下地の色が影響します。

ホットスタンプ・転写

フィルムに付着させたメタリック箔や印刷を、熱によって生地に転写させる加飾方法です。
ホットスタンプはローラーやロゴ・印刷等のワンポイント、転写は文字・図柄・写真まできれいに表現できます。

シュリンク

シュリンクフィルムを熱によって収縮させ、容器に密着させるという加飾方法がシュリンクです。印刷や転写ができない部分にまでデザインを施すことができます。
文字や図柄はもちろん、写真、グラデーションまできれいに表現でき、ゴールド・シルバー・パール印刷及び、ホットスタンプや高輝度印刷も可能です。

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PETのインジェクションブロー成型ボトルで、シャンプー・コンディショナーポンプ用です。
指定色に関してはロット10,000〜、弊社規格色(透明・白・半透明ブラウン)に関してはケース単位での出荷が可能です。

【まとめ】プラスチック容器の加飾方法には様々な種類がある

プラスチック容器の加飾方法についてお伝えしました。
デザインの幅が広がったり、機能性を付与できたりと、プラスチック容器の加飾にはメリットがあります。加飾方法も様々なので、プラスチック容器の用途やデザインに合った方法を選ぶことが大切です。

ユニプラスでは、様々な加飾方法でオリジナリティ溢れる商品をご提供しております。
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